壁
令和7年分より、103万円の壁が123万円に引き上げられる方向で
税制改正大綱が発表されています。
確定するのは3月下旬かそれ以降で、その壁が引き上がる可能性もあります。
この壁は所得税に関するものですので
これまで103万円を超えるため働けない!と
11~12月に仕事を調整していたケースについては
少し余裕を持たせることが出来るかもしれません。
(それでも早い段階で勤務時間の計画を立てておかないと
厳しくなるかもしれませんので、ご注意ください。)
また、19歳~23歳の扶養の方がいる場合に受けられる「特定扶養控除(63万円)」の枠も
103万円から150万円に引き上げられる方向です。
150万円を超えても段階的に63万円の所得控除が減っていく仕組みですので
こちらはかなり枠が広がる形かと思います。
なお、毎月及び賞与時の源泉徴収税額は変わらず、
令和7年の年末調整で精算される予定です。
一方、社会保険における106万円の壁の見直し、という話が出ていましたが
こちらは上記とは反対に、中小企業に大きな影響が出る話です。
注目ですね。