見えるようになる
会計や税務の仕事をしていると、少し違った角度で企業を見るようになります。
例えば、売上が増えている企業が必ずしも順調とは限りません。
利益が出ていてもお金が足りなくなることがありますし、
反対に、一時的に赤字であっても将来に向けた良い投資をしている企業もあります。
私たちの仕事では、こうしたことを数字から読み取り、その背景にある事情を考えていきます。
もちろん、最初から分かるわけではありません。
会計帳簿や資料の確認、社内でのやり取りなど、一つ一つの仕事を経験する中で
「この数字は何を意味しているのだろう」
「なぜ前年とこんなに違うのだろう」
と考えることが少しずつ増えていきます。
そして経験を重ねると、数字を見るだけで会社の変化に気付くこともあります。
私達は、帳簿の作成自体を仕事の中心とは考えていません。
数字を正しく整理することはもちろん大切ですが、
その数字から何が分かるのか、そして顧問先様にどのような情報をお伝えできるのか。
そこまで考えることを大切にしています。
税務や会計の知識も身につきますが、それだけではありません。
さまざまな業種の会社や経営者と関わることで
「会社はどのように成り立っているのか」
「経営者様は何を考えて判断しているのか」
ということも少しずつ見えるようになります。
私達自身、この仕事を始めてから知ったことは数え切れません。
そして今でも、初めて経験する仕事や、答えを簡単には出せないご相談があります。
「長く続けても、まだ知らないことがある」
それも、この仕事の面白いところなのかもしれません。
会計事務所というと、机に向かって数字を扱う仕事というイメージが強いかもしれません。
実際には、その数字の向こう側に様々な企業があり、経営者様がいて、そこで働く方々がいます。
数字を扱いながら、その先にあるものが少しずつ「見えるようになる」。
そんな仕事でもあります。
