BCP
「想像してごらん…味噌が無く、具が無く、味が無い味噌汁を…」
(…お湯です。)
どこかのネタではありませんが、想像もつかないことが日々起きています。
もしお客様が来なかったら…
もし物が入って来なくなったら…
もし働く人が出勤できなくなったら…
BCP(Business Continuity Plan)というものがあります。
「事業継続計画」
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合に、
事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続
あるいは早期復旧を可能とするために、
平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための
方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
(中小企業庁ホームページより)
①優先して継続・復旧すべき中核事業を特定する
②緊急時における中核事業の目標復旧時間を定めておく
③緊急時に提供できるサービスのレベルについて顧客と予め協議しておく
④事業拠点や生産設備、仕入品調達等の代替策を用意しておく
⑤全ての従業員と事業継続についてコニュニケーションを図っておく
一つの事業のみだと①は選択の余地が無く、
今回のような先が見えないケースの場合は②が定められず、
小規模事業者では④のように代替を用意できる力が弱く、
根本的な問題として、立てておけば安心と思っていても
「想定」が違えば計画も変わってしまいます。
(おそらく今回のようなケースを想定していた企業は、あまり無いのではないでしょうか?)
それでもこれからは、このような考え方で
事業の「交通整理」を行っておく必要があると痛感しています。
事業を継続するには収入が必要です。
じっと耐えて我慢するだけでは不安が増します。
まずは当面の運転資金を確保し、あとは作戦を立てて実行あるのみです。
『不安は行動によってのみ解消される』
という言葉もあります。
「想像してごらん…戦争の無い平和な世界を…」
一日も早く出口が見えると良いのですが…